開封率60%超えは当たり前?LINE公式アカウントのメリットと、個人・企業が絶対にやるべき運用のコツ

「メルマガを送っても、そもそも開いてもらえない」 「SNSのアルゴリズムが変わって、フォロワーに投稿が届かなくなった」

Webマーケティングにおいて、このような悩みは尽きません。しかし、日本国内で唯一、「ほぼ確実にユーザーの手元に情報を届けられるツール」が存在します。それがLINE公式アカウントです。

月間アクティブユーザー数9,600万人以上(2024年時点)を誇るLINEは、もはや生活インフラです。この記事では、年間2000本の記事を執筆するプロのマーケター視点で、LINE公式アカウントの驚異的なメリットと、ブロックされないための運用の極意を徹底解説します。


目次

1. LINE公式アカウントとは?(個人用LINEとの違い)

LINE公式アカウント(旧:LINE@)とは、企業や店舗、個人事業主が「友だち追加」してくれたユーザーに対して、メッセージを一斉配信したり、自動応答を行ったりできるビジネス用アカウントです。

通常のLINEが「1対1の対話」なら、公式アカウントは「1対多数の放送局 + 1対1の接客窓口」の両方を兼ね備えたハイブリッドなツールと言えます。


2. メルマガはもう古い?LINE公式アカウントの3大メリット

なぜ多くの企業がメルマガからLINEへ移行しているのでしょうか。そこには数字で証明された明確な理由があります。

① 圧倒的な「到達率」と「開封率」

一般的なメルマガの開封率は10〜20%と言われていますが、LINEの開封率は60%以上になることも珍しくありません。 スマホのロック画面に「プッシュ通知」が表示されるため、ユーザーが情報に気づくまでのスピードが段違いです。

② 「LTV(顧客生涯価値)」を高める1to1チャット

ユーザーからメッセージが送られてくれば、個別のチャットが可能になります。

  • 予約の変更対応
  • 商品購入前の細かな質問
  • アフターフォロー

これらをメールや電話ではなく、使い慣れたLINEで行うことで、心理的なハードルが下がり、成約率やリピート率が劇的に向上します。

③ 「リッチメニュー」によるホームページ化

トーク画面の下部に固定表示される「リッチメニュー」を使えば、WebサイトのようなナビゲーションをLINE内に作れます。

  • タップするだけで予約完了
  • ワンタップでクーポン表示
  • ECサイトへ直行

ユーザーを迷わせることなく、狙ったアクション(CV)へ誘導できる強力な武器です。


3. ここが落とし穴!デメリットと注意点

良いことづくめに見えますが、LINE特有のリスクもあります。

  • ブロックが容易: 「通知がうるさい」と感じたら、ユーザーは一瞬でブロックします。一度ブロックされると、解除されることはほぼありません。
  • アカウント削除のリスク: LINE社の規約に違反(過度なアフィリエイトや出会い系など)すると、アカウントが突如削除される(BAN)リスクがあります。顧客リストを一瞬で失うため、リスク分散も必要です。

4. 個人・企業別!効果を最大化する運用のコツ

LINE公式アカウントは「配信すれば売れる」魔法の杖ではありません。ターゲットに合わせた運用が必須です。

【共通】「配信頻度」と「内容」の黄金比

「毎日配信」はブロックの元です。週1回〜多くても週2回程度に留めましょう。
また、売り込み(セールス)ばかりでは嫌われます。「お役立ち情報 8割:セールス 2割」のバランスを意識してください。

【個人・小規模店舗】「人間味」でファン化する

大手企業と同じような事務的な配信では勝てません。

  • スタッフの顔が見える写真を使う
  • 「雨の日は暇なのでサービスします(笑)」といった本音トーク
  • 個別チャットでの手厚いサポート

これらを通じて「親近感」を醸成することが、個人運用の最大の武器です。

【企業・EC】「セグメント配信」で無駄打ちを減らす

友だち全員に同じ内容を送るのはNGです。LINEの機能や拡張ツール(L-Stepなど)を使い、属性を分けましょう。

  • 属性: 性別、年齢、地域
  • 行動履歴: 過去に商品Aを買った人、まだ購入していない人

「商品Aを買った人」に「商品Aの広告」を送っても意味がありません。「必要な人に、必要な情報を届ける」ことで、ブロック率を下げつつ、反応率(CVR)を高めることができます。


5. まず見るべき数字は「ブロック率」

運用を始めたら、必ず「ブロック率」をチェックしてください。

計算式: ブロック数 ÷ 累計友だち追加数 × 100

一般的に20〜30%程度であれば健全ですが、これが40%を超えてくる場合は、配信内容や頻度に大きな問題があります。「誰に何を届けているか」を根本から見直しましょう。


まとめ:LINEは「焼畑農業」ではなく「農耕型」で

LINE公式アカウントは、集めたリストに対して一方的に売りつけるツールではありません。「お客様と信頼関係を築き、長く付き合っていくための連絡手段」です。

「友だち登録してよかった」と思ってもらえるような、ユーザー目線の配信を心がけること。これこそが、アルゴリズムに左右されない最強の集客資産を作る近道です。

まずは「あいさつメッセージ」の設定を見直し、登録してくれた方への感謝を伝えるところから始めてみませんか?


執筆者より LINEは「最強のクロージングツール」ですが、入り口(集客)はSNSやブログで作る必要があります。Web全体の中でのLINEの役割を理解すると、売上は安定しますよ。

この記事を書いた人

目次